知っておきたい裁縫やミシンの基本用語〜「三つ折り」と「完全三つ折り」についてとそのやり方〜

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こんにちは、ミシンレンタル屋さんです。

ミシンを使って何か作ろうと思い、作り方を確認するために本やネットを見ていると、様々な専門用語を目にすることはありませんか?

家庭科の授業で聞いた事があるような用語だったり、全く初耳の用語もあるかと思います。

今回は、そんな当たり前のように使用されている洋裁に関する用語の中から、特に使用頻度の多い「三つ折り」と「完全三つ折り」についてご紹介したいと思います。

この2つの用語は布端の処理に関わる用語になります。特に「三つ折り」は、作り方を調べる中でよく出てくる用語になりますので、しっかり覚えておきたいものです。

この記事をご参考いただき、三つ折りのやり方をぜひマスターしてみてください。




「三つ折り」とはどういう作業なのか?

手縫いやミシンで何か作品を作ろうとする時には、生地を裁断して準備をしますよね。

生地を裁断した際に、どうしても生地の端部分から糸がほつれてきてしまいます。

その状態のまま作品を作り上げると、使っているうちに糸がどんどんほつれてしまい、見た目も使い心地も悪くなってしまいます。

そのため、必要な箇所には糸のほつれを生じさせないよう予防する処理を行います。その処理のやり方の一つに「三つ折り」というものがあります。

三つ折りの作業は、ほつれてきてしまう布端部分を3重になるように折り重ねます。布端のほつれ部分が内側に隠れるように折られるため、触っても糸がほつれてくることはありません。

一般的には「三つ折り」というやり方と「完全三つ折り」の2つのやり方をよく使用します。今回は、この2つのやり方について簡単にご説明していきたいと思います。

布端の処理で必要な「三つ折り」のやり方

一般的な三つ折りのやり方について、まずはご説明していきたいと思います。
①まず、三つ折りをする場所に印をつけます。印は、端から1㎝の箇所とそこからさらに2㎝の箇所にチャコペンで線を引きます。
*印をつける時には、布の裏側に印が来るようにかきます。
三つ折りのやり方1
②チャコペンの線に沿って布を裏側に向かって折ってアイロンをかけます。
三つ折りのやり方2
三つ折りのやり方3
③さらにもう一本の線の部分で布を折りアイロンをかけます。
*こうすることで、布端部分が完全に内側に折り込まれるようになります。
三つ折りのやり方4
三つ折りのやり方5
④このように折った状態で、写真の位置でミシンをかけて布を固定させれば三つ折りの完成です。
三つ折りのやり方6
三つ折りのやり方7
三つ折りのやり方8

三つ折りのやり方を動画で確認する

こちらの動画では三つ折りのやり方を説明しています。どうぞご参考ください。

布端の処理で必要な「完全三つ折り」のやり方

先ほどの三つ折りとは違い、折り目の長さを同じにして同じよう処理したものを「完全三つ折り」と言います。完全三つ折りは、透けてしまうような薄い生地を使用する時などに適しています。また、重なる生地の量が増えることから布端がより丈夫になります。
完全三つ折りのやり方
*同じ幅(今回は2㎝)で折り、あとは三つ折りの時と同じようにミシンをかければ完全三つ折りの出来上がりです。

完全三つ折りのやり方を動画で確認

こちらの動画では完全三つ折りのやり方を説明しています。どうぞご参考ください。

ミシンの時も手縫いの時も、このように布の端を処理しておけばほつれを心配することはありません。
使用する生地の厚さや特徴に合わせて、三つ折りと完全三つ折りを使い分けましょう。

その他の生地端の処理のやり方

今回は生地の端の処理方法として、三つ折りと完全三つ折りについてご紹介しましたが、これ以外にも生地端のほつれを予防する方法はいくつかあります。

三つ折りのように生地を重ねることなく、ミシンで処理するやり方などもありますので、合わせてご参考いただければと思います。

三つ巻押えを使う方法

ハンカチの端のように、できるだけ幅を取らずに薄く綺麗に処理したい場合には、専用押えの「三つ巻押え」を使用します。

メーカーや機種によって使用できる押えが違うのでご注意ください。

また、出来上がり時の幅も違ってきます。ミリ単位での差になってきますが、仕上がりを比べると印象はかなり変わってきますので、使用するときには出来上がり時の幅も考慮するようにしましょう。

ジグザグミシンをかける方法

とてもメジャーな方法として、生地の端にジグザグミシンをかける方法もあります。

家庭用ミシンの縫い模様を確認してみると、左右に針が交互に縫い進まれていく「ジグザグ」模様がありませんか?

ほとんどの家庭用ミシンにジグザグの縫い模様は搭載されているのですが、簡単に生地端の処理ができるため使用頻度も多い縫い模様となっています。

ジグザグ縫いのやり方やコツについては、別のブログ記事にてご紹介していますので、ぜひこちらをご参考ください。

知っておきたい裁縫やミシンの基本用語〜「ジグザグ縫い」についてとそのやり方〜 | ミシンレンタル屋さんブログ

裁ち目かがりをする方法

ジグザグ縫いとは違い、専用の押えが必要となりますが「裁ち目かがり」をする方法もあります。

裁ち目かがり用の押えを使って簡単に綺麗に生地端をかがっていく事ができます。縫っている最中に生地がずれないように、押えにはガイドもありますので難しい作業ではありません。

裁ち目かがりの押えは、機種やメーカーによって適した押えが違いますので、ご注意ください。

裁ち目かがりのやり方については、インスタグラムでご紹介もしています。動画で雰囲気を確認する事ができますので、ご参考ください。

また、別のブログ記事にてより詳しくご紹介もしています。こちらもぜひご参考ください。

ミシンを使った「裁ち目かがり」の方法をご紹介 | ミシンレンタル屋さんブログ

サイドカッターを使った方法

サイドカッターという専用押えを使用して、生地端をかがっていく方法もあります。

この押えは、名前の通りカッターがついていますので裁断しながらかがり縫いをすることができます。
機種やメーカーにより、使用できるサイドカッターが違いますのでご注意ください。

ロックミシンほど本格的な仕上がりにはなりませんが、作業としては裁断と裁ち目かがりを一緒に行うことができるので効率が良くなります。

正直、全ての生地に対応できるわけではないので、仕上がりに差が出てしまうことは考えられます。
まずは試し縫いを行い、満足いく縫い上がりであればとても便利に使用できるかと思います。

こちらの動画からも、サイドカッターの使用方法や出来上がり具合を確認することができます。
押えの付け方など、押えに同梱されている案内書だけでは分かりにくい箇所も動画で確認できますので、ぜひ
ご参考ください。

また、より詳しいご紹介につきましてはこちらの記事からご確認いただけます。気になる方は、ぜひご参考ください。

【便利なミシンの押え】サイドカッターの使い方〜裁断しながら裁ち目かがりができる!!〜 | ミシンレンタル屋さんブログ

もっと本格的に縁をかがりたいならロックミシンがおすすめ

今回ご紹介した三つ折りや、家庭用ミシンを使ったその他の方法につきましては、簡単に生地の端をかがる事ができる基本的なやり方になります。

自分で使うバッグを作ってみたり、子供の入園グッズや初めて洋服を作る場合など、さまざまな場面で使う事ができる基本の操作方法ですが、ハンドメイド作品にも慣れてきて、ニットなど伸縮性のある生地を取り扱ったり、もっとしっかりお店のようにかがりたい、もっと早くかがってしまいたい場合には、やはりロックミシンがおすすめとなります。

ロックミシンは、縁かがり専用のミシンとなります。ニット生地など伸縮性のある生地を縫うのが得意なミシンですので、主に洋服作りに使用されていますね

縫いスピードも早く、家庭用ミシンで処理するよりも圧倒的に早く縫い上げる事ができます。

既製品の洋服を裏返してみると、ほとんどの洋服がロックミシンで縫い合わせられているのが分かります。

生地の端からほつれが発生する事なく、きれいに立派な縫い上がりに仕上げる事ができるので、ジグザグミシンや裁ち目かがりではなくより本格的な縁かがりをしたい場合にはロックミシンの使用も検討してみましょう。

当店ミシンレンタル屋さんでも、ロックミシンのお取り扱いがありますので、高価なミシンでいきなり購入するのは難しいという方や、置き場がなくて購入は難しいという方は、ぜひレンタルミシンをお試しいただければと思います。

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洋裁の基礎が学べるおすすめの本

今回ご紹介しました「三つ折り」と「完全三つ折り」は、ミシンを扱う中では簡単で基本的な操作方法となります。
ですが、専門的な用語であまり聞きなれず、どのような作業なのか疑問に思った方も多いでしょう。

ハンドメイドを始めたばかりの方や、ミシンを久しぶりに使ってみる方にとっては、作り方の本や動画を見てもわからない言葉や操作方法が多く登場しているのではないでしょうか。

作り方を確認すると専門用語が多く、わからないたびにネットで調べる…というのもなかなか大変かと思いますので、洋裁の基礎基本が分かる、おすすめの本をいくつかご紹介したいと思います。

手元にあると安心しますし、本で確認できるのはやはり便利ですので、ぜひご参考ください。

こちらの本、図書館で貸し出しがあったため借りて読んだ事があるのですが、本当に基本的なことから確認する事ができたのでとても良かったです。
洋裁の何から勉強すれば良いのか、調べれば良いのか分からない…という方は、こういう本を一度読んでみると良いでしょう。

こちらの本も見やすく、分かりやすい内容となっているのでおすすめです。手縫いやミシンについての基本的なことから、生地についてや接着芯、糸、針など必ず使用する道具についての知識もわかりやすく紹介されています。

Amazonのページでは、サンプルを読め目次を確認できますので、気になる方はぜひご覧になってみてください。目次を確認するだけでも「読んでみたい!」と思えます。

こちらの本もおすすめです。図書館に並んでいて気になり借りた事があるのですが、バッグ作りを中心にミシンを使うのならばこの本が良いかなと思います。

バッグを作る時に使う基本的なテクニックなどを分かりやすく確認する事ができます。また、バッグのレシピがたくさん載っていてとても参考になります。

ミシンや手縫いに関するお役立ち情報

“まとめ記事”
当店ではこの他にも、ミシンや手縫いを行う際に知っておきたい裁縫の基礎・基本についてや、便利な縫い方やテクニックについてまとめた記事をご用意しています。「ジグザグミシンってどうやるの?」「ミシン糸の番号って?」「中表ってどういう意味?」など、基本的なことからお役い立ち情報まで記載しています。
作業中に何かわからないことが出てきた時などにもお役に立てるかもしれませんので、よろしかったらご参考ください。
「知っておくと便利♪ミシンや手縫いに関するお役立ち情報をまとめてご紹介」はこちらから確認できます。

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