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こんにちは、ミシンレンタル屋さんです。
皆さんはビニールコーティング生地を使ったことはありますか?ラミネート加工、ビニールコーティング生地というものを耳にしたことがあるかと思いますが、どちらも生地の表面に加工が施されていて、撥水性のある生地となります。種類が違うものとしてお店で置かれていることもありますが、ほとんど同じような質感となっているため、お店の陳列でも差別することなくどちらかの名前で統一して販売されていることもあります。
ビニールコーティング生地を使用すると、撥水性のあるバッグや小物を作ることができますし、張りがしっかりとした生地になるため丈夫でしっかりとしたものを作ることができます。取り扱いに慣れてしまえばとても便利に使うことができる生地ですので、何か制作するときにはぜひお試しいただきたい生地となります。
そこで今回は、ビニールコーティング生地を使って作るシンプルなペンケースの作り方をご紹介したいと思います。
ビニールコーティング生地を使うため、裏地を使う必要もなく簡単にシンプルなペンケースを作ることができます。サイズを変更して作れば、ポーチなどにもなる応用のきくレシピとなっていますので、ぜひご参考ください。
*ビニールコーティング生地は、元となる生地の違いやコーティングの分厚さや質感の違いなどもありますので、生地を選ぶときには実際に見て・触って選ぶことをおすすめします。
動画で作り方を確認する
今回ご紹介するペンケースの作り方は、こちらの動画からもご確認いただけます。
動画も合わせてご参考いただけますと、より作り方の理解が深まり製作がしやすくなりますので、ぜひご利用くださいませ。
ビニールコーティング生地を使ったスリムペンケースの作り方
*今回使用したミシンは、当店でも取り扱っておりますブラザーLS700という機種になります。自動糸調子機能がついているため、初めての方でも簡単に操作することができる人気の機種となっています。
*レンタルをご希望の場合はこちらからご利用ください。
用意するもの
・ファスナー(今回は18cmのものを使用)
・本体布 2枚
・ミシン
・ミシン糸
・生地を止めるクリップ
作りたいサイズに対して準備する生地の大きさ・裁断の計算方法
◎本体布2枚
(2枚とも同じサイズに裁断します)
→縦 ; (希望のマチの長さ ÷ 2) + 希望の縦の長さ + 1cm
→横 ; ファスナーの長さ + 2cm
*今回の場合
(出来上がりサイズ;縦4cm、横18cm、マチ3cm)
→縦 ; (3cm ÷ 2) + 4cm + 1cm = 6.5cm
→横 ; 18cm + 2cm = 20cm
作り方
*ビニールコーティング生地は、表面の加工からほつれが生じないようになっているものがほとんです。今回使用する生地も、指で触っても全くほつれてきませんので、裁断後そのまますぐに制作をスタートすることができます。しかし、中には生地がほつれてきてしまうものもありますので、ほつれが生じてしまう生地を使用する場合には、あらかじめ生地の4辺にジグザグミシンをかけてほつれを防止しておいて下さい。
*ジグザグミシンのやり方については、こちらの記事をご参照ください。
*押えにつきましては、今回はスムースフット(テフロン押え)に変更して作業をしていきます。ビニールコーティング生地は、表面が滑りにくい生地となっているため、ミシンでうまく縫えなかったり、縫い進まないことがあります。そのため、通常の押えではなく滑りを良くするスムースフットという押えを使用することで作業の効率を上げることができます。スムースフットがない場合、生地にトレーシングペーパーを挟んで縫い進め、縫い終わってからペーパーのみを取り除くなど工夫すると縫いやすくなります。
①本体生地を1枚用意します。ファスナーを中表になるように上部で重ねてクリップで止めておきます。
*このとき、ファスナーと生地をまち針で止めてしまうと生地の厚さからズレが生じやすくなってしまうため、クリップを使って止めておきます。また、ファスナーの端部分は内側に折った状態で止めておきます。
②端から5mmほどの位置でミシンをかけます。
*スライダーがある部分はミシンをかけることが難しくなります。そのため、スライダー部分にきたら一度ミシンを止めて、スライダーの位置をずらしてから再度縫い進めるようにします。
③もう1枚の本体生地を用意し、ファスナーの反対側に同じように中表になるように生地を重ねてクリップで止め、端から5mmほどの位置でミシンをかけます。
④生地の左右と下部に、端から5mmの位置でミシンをかけます。
⑤角の部分を広げて三角形になるようにたたみ、マチの長さ分の線を引きクリップで止めておきます。
*このとき、三角の真ん中にくるミシン目と本体下部のミシン目が一直線になるようにたたむと仕上がりがきれいになります。
⑥線の上からミシンをかけて、ミシン糸を切らないように気をつけて余分な生地を切り取ります。
⑦生地を表にひっくり返してきれいに整え、ファスナー部分の生地を指や爪で強く折って癖をつけたら出来上がりです。
上記の写真のように、5本のペンが余裕で収納することができました。
持ち歩くペンの本数が少ない場合には、今回ご紹介したサイズで作っても問題ないかと思います。
まとめ
今回はビニールコーティング生地を使って、簡単なペンシルケースの作り方をご紹介しました。
お店で好みのペンケースがないか探してみたのですが、サイズが大きすぎたり、好みのデザインのものがなかなか見つからなかったので手作りをしてみました。ビニールコーティング生地は厚地ではないけれど丈夫で張りのある生地となっていますので、軽量だけどしっかりとした仕上がりになりました。
生地のデザインもお好みのものを選ぶことができますので、ペンケースを作ってみたいという方は、ぜひ今回の簡単レシピをご参考くださいませ。
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