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こんにちは、ミシンレンタル屋さんでございます。
この記事では、外ポケット付き&内側吊るしポケット付きのトートバッグの作り方についてご紹介します。トートバッグの形はいたってシンプルなものですので、男女問わず使うことができます。
今回は8号帆布を使って作ってみました。自立することのできるしっかりとした仕上がりとなりますので、トートバッグの中でも人気の生地となります。生地が重なり分厚くなっている部分の縫い方等もご参考いただけるかと思います。
また、自分が作りたいサイズに仕上げるための裁断計算方法も一緒にご紹介しています。仕事用のバッグを作ったり、少し大きめに作り旅行用にしたりマザーズバッグにしたりと、自分の使用用途に合わせて作ることができますので、ぜひご参考ください。
当店では、この他にも様々なタイプのトートバッグの作り方をご紹介しています。また、作り方だけでなく、トートバッグを作る際に確認しておきたい基本情報もまとめていますので、ぜひご参考くださいませ。
トートバッグの作り方を徹底解説!作るための基本からおしゃれでかわいい人気レシピもまとめてご紹介
作り方を動画で確認する
今回ご紹介するトートバッグの作り方は、こちらの動画からもご確認いただけます。
動画も合わせてご参考いただけますと、より作り方の理解が深まり製作がしやすくなりますので、ぜひご利用くださいませ。
youtubeチャンネル「ミシンレンタル屋さん」では、この他にも様々なレシピや裁縫に関する情報をご用意しておりますので、よろしかったらご参考ください。
裁断のためにあらかじめ長さを決めておく箇所


トートバッグの制作を始める前に、出来上がりサイズを考えておきます。
あらかじめ長さを決めておく箇所は上の画像にもあります11項目です。
1)縦の長さ
2)横の長さ
3)マチの長さ
4)持ち手の長さ
5)持ち手の幅の長さ
6)ポケットの縦の長さ
7) A (切り替えの上部の長さ)
8) B (切り替えの下部の長さ)
9)背面の縦の長さ
10)前面の縦の長さ
11)横の長さ
まず、1〜3の縦、横、マチの長さを決めてからその他の長さについて細かく決めていくと考えやすくなると思います。
画像を参考に、各項目の場所を確認しながらご希望サイズをお考えください。
裁断サイズの計算方法


次に、実際に生地を裁断するための計算方法をご紹介します。
先ほどの1〜11までの長さをこちらの公式に当てはめて計算ください。
今回の場合の裁断サイズ
今回作ったサイズは以下のようになります。
1)縦の長さ = 38cm
2)横の長さ = 46cm
3)マチの長さ = 12cm
4)持ち手の長さ = 40cm
5)持ち手の幅の長さ = 15cm
6)ポケットの縦の長さ = 18cm
7) A (切り替えの上部の長さ) = 26cm
8) B (切り替えの下部の長さ) = 12cm
9)背面の縦の長さ = 35cm
10)前面の縦の長さ = 26cm
11)横の長さ = 32cm
こちらの各長さを先ほどの公式に当てはめるとこのようになります。

この計算結果の通りに用意しておいた帆布を裁断しました。
*帆布などの分厚い生地を使用する場合には、出来上がりサイズが1〜2cmほどずれてしまうことがよくあります。そのため、裁断の時点で+1〜2cmしておくのも良いかと思いますので、ご参考ください。
外ポケット付き&内側吊るしポケット付きのトートバッグの作り方
*今回使用したミシンは、当店でも取り扱っておりますブラザーLS700という機種になります。自動糸調子機能がついているため、初めての方でも簡単に操作することができる人気の機種となっています。6mmまでの厚さのもの縫うことができる仕様となっており、帆布などの生地も取り扱うことができます。
*ただし、生地が重なりより分厚くなっている箇所はプーリーを手動で回すなどして工夫する必要はありますのでご注意ください。
レンタルをご希望の場合はこちらからご利用ください。
作り方の流れとしましては、持ち手ひも、外ポケット、吊るしポケットの各パーツを準備し、その後に本体布をバッグの形へと作っていくようになります。
持ち手ひもの作り方
①持ち手布を用意し、半分に折ってアイロンをかけます。

②①を一度開き、両はしを中央に向かって折りアイロンをかけます。

③再度真ん中で生地を折り半分にたたみ、アイロンをかけます。
④両はし部分にミシンをかけて折った部分を固定させます。これで持ち手部分は出来上がりです。


外ポケットの作り方
①外ポケット用布を用意し、上部にジグザグミシンをかけてほつれを防止します。

②上部を裏に向かって1cm折りアイロンをかけます。
③折った箇所を固定するようにミシンをかけます。これで外ポケットの準備はOKです。

内側吊るしポケットの作り方
①吊るしポケット用布を用意し、下部にジグザグミシンをかけます。
②下部を裏に向かって1cm折りアイロンをかけ、折り目を止めるようにミシンをかけます。
③左右にジグザグミシンをかけます。
*このジグザグミシンは見えやすい場所になるため、生地と同色の糸を使用しても良いと思います。
④左右を裏に向かって1cm折りアイロンをかけます。
⑤左右が折れたら、下部をポケットの前面の高さにたたみます。
*今回はポケットの前面の高さ=26㎝となります。
⑥折った箇所を固定するため、左右にミシンをかけます。これで吊るしポケットの出来上がりです。
*生地が分厚い時は、まち針で生地を固定せずにクリップ等で生地を固定すると良いです。

本体布を使ってバッグに仕上げます
*まずは本体布の表面に、持ち手ひもを縫い付けるための印をつけていきます。印の箇所は画像も参考にしながらご確認ください。
①生地を左右半分に折り、中央に折り目をつけておきます。中央から持ち手の幅が均等になるように左右に印をつけます。
*今回は持ち手の幅の長さは15cmなので、中央から左右7,5cmずつの箇所に印をつけます。



②①で付けた印から3cm外側に印をつけます
*3cmは持ち手の横幅になります。
③持ち手の位置の上部から4cmの箇所にそれぞれ印をつけます。


④中央の位置で、上部から「4cm + Aの長さ + 2cm」で印をつけます。

⑤持ち手がまっすぐ配置できるよう、④で付けた印から左右に持ち手を置く位置の印をつけます。反対側にも同じようにして持ち手を置く位置の印をつけておきます。


⑥印に合わせて持ち手ひもを置き、ミシンをかけ縫い付けます。この時、上部4cmについてはミシンをかけないでおきます。
*持ち手ひもがねじれないよう気をつけてください。


⑦反対側にはポケット布も一緒に縫い付けます。ポケット布を左右半分に折り中央に折り目を作り、本体布の中央と合わせて配置します。生地の下部は、持ち手の端の位置と合わせて置きます。
*ポケット布は中央部分でマチ針を刺して固定しておきます。

⑧持ち手ひもを上からかぶせ、ミシンで縫い付けます。
*ポケット布が重なっている部分は生地が分厚くなっているため、スピードをゆっくりにするなどして丁寧に縫い進めます。


⑨次に底布を用意し、上下を裏に向かって1cm折りアイロンをかけます。

⑩生地を上下半分にたたみ、中央にしっかりと折り目をつけておきます。

⑪本体布も同じように生地を上下半分にたたみ、中央にしっかりと折り目をつけておきます。
*折り目がつかない場合には、チャコペンで印をつけておきます。

⑫本体布と底布に付けた中央の折り目を合わせ、両布とも表が見える状態で重ねます。
⑬マチ針やクリップでしっかりと生地を固定し、底布の上下にミシンをかけて縫い付けます。
*生地が数種類重なっている箇所はかなり分厚くなっているため、プーリーを手動で手前に回して縫い進めるなど工夫します。無理に縫い進めてしまうと針が折れたりしますので、針の落ちが悪い時には必ず手動で様子を見てください。


⑭次に、左右にジグザグミシンをかけます。
*この部分も糸が見えやすくなるため、生地と同色の糸を使用することをおすすめます。


⑮中表になるように生地を半分にたたみます。この時、上部がずれたとしても底布の端同士を合わせることを優先し、クリップで止めておきます。

⑯左右の端から1cmの位置でミシンをかけます。
⑰生地を開いて三角形の形になるようにたたみ、縫い代部分をアイロンでしっかりと割ります。


⑱左右が均等になるように生地を綺麗に整えておきます。
⑲三角の部分にマチの長さ分の線を引きミシンをかけます。
*今回はマチの長さは12cmになります。

⑳ミシン糸を切らないように気をつけ、余分な三角部分の生地を切り取り、ジグザグミシンをかけておきます。

㉑袋口部分を2cm幅に2回、裏に向かって折りアイロンをかけておきます。
㉒吊るしポケットの中央と本体布の中央を合わせ、吊るしポケットを袋口の折った部分に挟み込みクリップで止めておきます。
*吊るしポケットは外ポケットとは反対側につけます。

㉓袋口部分をミシンで一周縫います。綺麗に縫えたら出来上がりです。
*かなり分厚い箇所もありますので、プーリーを手動で回しながら丁寧に縫い進めます。


まとめ
今回ご紹介したトートバッグは、外ポケットと内側吊るしポケット付きとなるので、ふだん使いから旅行用や仕事用など幅広く使えるようになります。
底布や持ち手の生地色を変えるなど、組み合わせ方を工夫しても良いですし、刺繍ミシンで生地に刺繍を入れてから製作しても素敵に仕上げることができます。
手作りの過程で1〜2cmほどのズレは生じてしまうと思いますが、希望のサイズのバッグが見つからない場合などには手作りが1番です♪
ぜひご参考ください。
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