刺繍ミシンparieのオプション「刺繍枠S」についてご紹介

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こんにちは、ミシンレンタル屋さんです。

今回は刺繍ミシンparieで使うことができる「刺繍枠S」についてご紹介したいと思います。

刺繍枠Sはどのような商品なのか、どういう時に使用すると良いのかなど、ご紹介していきます。

ミシンレンタル屋さんでは、オプション品としてミシンと一緒にレンタルすることが出来るので、ぜひご参考ください。

通常の刺繍枠と刺繍枠Sの違い

まずは、刺繍枠Sが通常の刺繍枠と何が違うのかをご紹介していきたいと思います。
通常の刺繍枠のみで刺繍が可能な場合には、オプション品をつける必要はありませんが、刺繍枠Sを使った方が効率が良い場合もありますので、ご参考くだい。

刺繍枠の大きさが違う

刺繍枠Sは通常の刺繍枠と比べて、大きさが小さくなります。

刺繍枠の大きさが違う

方眼図に置いてみると、このようになります。

刺繍枠の大きさが違う2

通常の刺繍枠の大きさは、約縦19㎝×横15㎝
刺繍枠Sの大きさは、約縦9㎝×横11㎝
となります。
※生地を挟み込む個所の大きさです。

刺繍枠を使用するときは、刺繍枠よりも大きい生地を用意し、生地を挟みしっかりと張る必要があります。生地を張る時には、刺繍枠から出ている生地を引っ張らなければならないので、生地の大きさは余裕を持って用意しておきたいところです。

刺繍枠Sは小さくなる分、一回で刺繍できる範囲も小さくなりますが、ワンポイントの刺繍をする時などには便利に使えそうです。

大人用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差

では実際に、Tシャツに刺繍枠をセットした様子を比較してご紹介したいと思います。

こちらは、大人用のTシャツに刺繍枠をセットした時の差になります。
※こちらのTシャツは無印良品の「男女兼用Sサイズ」です。

大人用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差 大人用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差2

通常の刺繍枠と比べ、刺繍枠Sはこのようになります。
刺繍をする時には後身頃(背中にくる生地)をまくりあげ、重なりをなくす必要があります。
刺繍枠Sだと、この作業がより楽になります。

大人用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差3 大人用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差4

また、肩の部分にワンポイント刺繍をしたいという場合には、刺繍枠Sを使用するしかなさそうです。
通常の刺繍枠では、袖部分にセットすることが出来ませんでした。

大人用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差5 大人用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差6 大人用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差7 大人用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差8 大人用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差9

袖の大きさにもよると思うのですが、刺繍枠Sを使うと後ろにある生地も退け重ならずにセットすることができました。

今回はゆったりとしたTシャツで試しているので出来ましたが、体にフィットするような細身のTシャツの場合だと、難しいかもしれません。

以上のことから、袖口部分に刺繍をする際には、使用できる刺繍枠はSサイズで、細身のTシャツの場合はうまくセットできない可能性があると思います。

子供用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差

次に、子供用Tシャツを使用して刺繍枠のセット具合を比較してみたいと思います。
※こちらのTシャツは無印良品の子供服(ピンクとグレー)80サイズです。

子供用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差1 子供用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差2 子供用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差3 子供用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差4 子供用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差5

刺繍枠Sは生地のセットも、後身頃を退けるのも無理なく出来ました。
通常の刺繍枠でも後身頃を退けることは出来ましたが、刺繍枠の周りに生地が集まりがちなので、刺繍をスタートさせる際には巻き込まれないか注意してみておく必要があるかもしれません。

写真のように刺繍枠の向きを工夫しても良いと思います。

また、袖口部分への刺繍については、刺繍枠Sを使っても出来ませんでした。
袖口部分に刺繍枠Sをセットすること自体難しく、なんとかセットしたとしても、後ろに重なっている生地を退かすことが出来ませんでした。

子供用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差6 子供用Tシャツに刺繍枠をセットした時の差7

以上のように、子供服への刺繍の場合は、通常の刺繍枠と刺繍枠Sで前身頃・後身頃への刺繍は出来ても、袖口部分への刺繍はできそうにありませんでした。

刺繍をご希望の場合には、刺繍したい箇所の生地が刺繍枠にセットできるのか、刺繍したい箇所の生地が重なることなく準備できるかを確認しておくことが大切ですので、ご参考ください。

接着芯の必要量の違い

刺繍枠の大きさの違いを上記でご説明しましたが、それに伴い、使用する刺繍用接着芯の大きさも変わってきます。

接着芯の必要量の違い1 接着芯の必要量の違い2

刺繍用接着芯は刺繍枠よりも大きいものを用意する必要があるため、通常の刺繍枠を使うよりも、刺繍枠Sを使った方が必要量が小さくなります。
刺繍のサイズが大きい場合には、通常の刺繍枠を使用した方が効率が良いでしょうが、ワンポイントなど小さい刺繍をしたい場合には、刺繍枠Sを使った方が刺繍用接着芯の消費を減らせるので、お得に使用できます。

刺繍範囲の違い

刺繍範囲の違い
刺繍枠Sは刺繍範囲が通常の刺繍枠と比べ小さくなります。
写真の方眼図が刺繍範囲となります。
※こちらの方眼図のシートは「刺繍シート」といい、刺繍枠に付属されています。

通常の刺繍枠の縫製可能刺繍範囲は10×10㎝なのに対し、刺繍枠Sでは2×6㎝(※)となります。
※刺繍枠Sの刺繍範囲については3つの種類に分かれます。後ほど詳しくご紹介しますので、そちらをご参考ください。

そのため、ワンポイントの刺繍をするのが目的である場合は、刺繍枠Sの方が使い勝手が良くなります。

編集画面の違い

刺繍模様を選択した際、使用する刺繍枠も選択することが出来ます。

praieでは、ミシン自体が勝手に刺繍枠の大きさを読み取ることはできないため、自分で使用する刺繍枠のサイズを選択して編集を進める必要があります。

刺繍枠の設定はこちらからできます。

編集画面の違い1 編集画面の違い2 編集画面の違い3 編集画面の違い4

こちらから刺繍枠を選択することによって、編集画面で使用できる刺繍模様や編集内容が変わってきますので、間違えないようにしましょう。

刺繍枠Sの刺繍範囲は3つ

刺繍枠Sの刺繍範囲は、ブラザーさんのホームページでこのようにご紹介されています。
刺繍枠ブラザーホームページより
※ブラザーホームページ 刺しゅう用ミシンのアクセサリーページより参照

刺繍範囲は「2×6㎝」となっているのですが、細かくみると刺繍範囲は3つになります。
選択した刺繍模様や文字数や配置などによって刺繍範囲が変わってくるのでご注意ください。

刺繍ができない部分に関しては、表示がグレーになるので、表示をよく見ながら編集していきます。

3つの刺繍範囲は次のとおりです。
縦2㎝×横6㎝
縦3㎝×横5㎝
縦4㎝×横3㎝

画面で見ると次のようになります。

刺繍範囲1 刺繍範囲2 刺繍範囲3 刺繍範囲4 刺繍範囲5 刺繍範囲6

文字の配置などに制限がかかる可能性があるので、あらかじめご注意ください。

刺繍枠Sでは選べる刺繍模様が限られる

刺繍枠Sを使用した場合、刺繍できるデザインが限られてきます。

搭載されている刺繍データは、基本的に通常の刺繍枠を使うことを想定しているようで、刺繍枠S用のデザインなどはありません。
元からサイズが小さいものに関しては、刺繍枠Sの使用も可能であるといった感じです。

また、文字の刺繍に関しては、文字数やサイズにもよりますが、基本的に選択できるようになっています。

確認したところ、下の写真で赤く囲ってある模様データファイルと、文字データは選択可能でした。それ以外の刺繍模様は選択できない状態でした。

さらに、模様データファイルの中でも、大きいものは選択できず、元からサイズが小さいものに関してのみ選ぶことが出来るといった状態でした。

選べる刺繍模様1 選べる刺繍模様2 選べる刺繍模様3 選べる刺繍模様4 選べる刺繍模様5

このように、刺繍枠Sでは選べる刺繍模様がかなり限定されます。
イニシャルを刺繍したり小さい模様を刺繍するのには適していますが、大きい刺繍模様はデザインを選択することからできませんのでご注意ください。

刺繍枠Sについてまとめ

今回は刺繍ミシンで使える刺繍枠Sについてのご紹介をしました。

小さい刺繍をしたり、イニシャルだけをワンポイント刺繍したいなど、コンパクトな刺繍を行う時には、通常の刺繍枠を使うよりも刺繍枠Sを使ったほうが、使い勝手が良いでしょう。

選択できる刺繍模様は限られてきますので、操作する際には注意が必要です。

当店では、刺繍枠Sをレンタルオプションとしてご用意しております。

ご希望の際には、刺繍ミシンと一緒にレンタルできますので、ぜひご活用ください。

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