刺繍ミシンを取り扱う時に使用する糸について

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こんにちは、ミシンレンタル屋さんです。

当店で取り扱っておりますブラザー FE1000parieは刺繍ミシンとなっており、文字や、あらかじめ登録されているデザインを選ぶことで、お好みのものを刺繍することができます。その際、必ず必要となるのが「刺繍専用下糸」と「刺繍糸」です。

下糸の準備は通常のミシンと同じように準備すれば良いのですが、使用する糸は「刺繍専用下糸」でなければいけません。普通のミシン糸を使用した場合と刺繍専用下糸を使用した場合とでは、その仕上がりは大きく変わってきます。今回は、その差についてご説明していきたいと思います。

また、刺繍ミシンを使用するときは、上糸も普通のミシン糸を使用するのではなく刺繍専用の刺繍糸を使用することをお勧めします。こちらも、糸の種類によって仕上がりに差が出てきてしまいます。このことについても、詳しく比較してご説明していきたいと思います。

刺繍ミシンで「刺繍専用下糸」と「刺繍糸」を使用する理由

通常のミシン糸と刺繍用の糸の違い

通常のミシンを使って何かを縫っていく場合は、上糸と下糸は同じ色のミシン糸を使用します。通常のミシンで使用するミシン糸ではシャッペスパンなどが有名です。
通常のミシン糸
上の写真はシャッペスパンの60番手の糸です。普通地を使用する場合は一般的に60番のミシン糸を使用しますので、最も使用頻度が高くなるミシン糸といえます。

それに対して刺繍ミシンでは、上糸と下糸の色をいちいち合わせる必要はありません。上糸はデザインに合わせて指定の色の糸に取り替えていく必要がありますが、下糸は常に1色に固定したままで縫い進めていきます。その時使用する下糸が「刺繍専用下糸」となります。
刺繍専用下糸
こちらの糸は、通常使用するミシン糸よりも細くて光沢がある作りになっています。刺繍ミシンは、この刺繍専用下糸を使用することを基本として作られていますので、違う種類の下糸を使用してしまうときれいな仕上がりとならない恐れがあります。

通常のミシン糸と刺繍専用の糸を使った時の比較

ミシン糸の比較
それでは、実際にシャッペスパンの60番手を使用して刺繍を行なった場合と、刺繍専用下糸と刺繍糸を使用した場合との仕上がりの差を比較してみたいと思います。

《刺繍専用下糸と刺繍糸を使用した場合》

まずは、基本に従って刺繍専用下糸と刺繍糸使って刺繍を行なってみました。
刺繍糸の上糸
この5色の刺繍糸を使用して、刺繍ミシンにあらかじめ登録されているデザインのものを選び刺繍をしてみました。
その出来上がりがこちらになります。
刺繍糸を使って刺繍ミシンを使った場合
糸がよれたりほつれたりすることもなく、きれいな仕上がりとなっています。
また、刺繍糸に光沢があるため、見た目にも高価な印象の仕上がりとなっています。

《上糸・下糸とも通常のミシン糸を使用した場合》

それでは次に、通常のミシン糸を使用して刺繍を行なった場合の仕上がりを見ていきましょう。
今回下糸には通常のミシン糸(シャッペスパン60番手)の白を使用しました。
上糸は刺繍糸となるべく同じ色合いのミシン糸を使用しました。
刺繍用ミシン糸と似たミシン糸を用意
これらの通常ミシン糸を使用して刺繍を進めた結果、このようになりました。
通常のミシン糸を使用した場合
刺繍糸と比べて、ひどい仕上がりとなっています。
下糸である白糸が表にまで出てきてしまい、デザインの邪魔をしています。
また、糸自体が刺繍専用のものと比べて太いため、細かいところの作業でほつれてきたりよりが生じたりと、スムーズに縫い進むことができませんでした。

《下糸に刺繍専用下糸、上糸に通常のミシン糸を使用した場合》

上糸・下糸とも通常のミシン糸を使用して刺繍を行なった結果、とてもきれいとは言えない仕上がりとなってしまいました。下糸が表に出てきているのが目立っていたため、今回は下糸のみ刺繍専用下糸を使用し、上糸は通常のミシン糸を使用して同じデザインの刺繍を行なってみました。
その結果がこちらです。
上糸のみ通常のミシン糸を使用した場合
ある程度きれいに縫えていますが、光沢がなくマットな仕上がりとなっています。また、もこもことした触り心地で立体感が強くなっています。

刺繍ミシンを扱う時には専用の糸を利用しましょう

今回比較してきた結果を並べて見てみると、このようになります。
ミシン糸を変えて刺繍をした時の比較
いかがでしょうか?
仕上がりの差が全く違うことがお分かりいただけるかと思います。
刺繍ミシンを扱う時には、普段あまり使わない専用の糸を用意しなくてはいけません。しかし、専用の糸を使用して刺繍を行なっていくことで仕上がりはきれいになります。通常使用しているミシン糸で作業を進めようとすると、仕上がり具合が劣ったり、ミシン自体の故障等の原因にもなります。

今回のこの結果をぜひご参考に、適切なミシン糸を選んで刺繍ミシンを楽しんでみてください。

*当店ではこの刺繍ミシンのレンタルの際に、付属品として刺繍専用下糸を一緒に入れてお客様にお届けしています。上糸に関しましては、オプションよりご選択いただく形となりますため、よろしかったらご利用くださいませ。

ブラザー FE1000 レンタル商品ページ
parie レンタル商品ページ

ミシンの操作方法や基本事項をまとめてご紹介しています

まとめ記事
当店では、様々な種類のミシンを取り扱っております。
各ミシンの操作方法や機能性について、これまでにもブログを通して色々とご紹介してきましたが、ご覧いただきやすいように1つの記事にまとめたものをご用意致しました。各機種の糸の掛け方や、操作方法についてご紹介していますので、ミシンをすでにご利用いただいている方はもちろん、レンタルをしてみようかご検討中の方にも、ご参考いただければと思います。
「ミシンの操作や準備について!各機種ごとにまとめてご紹介」はこちらから確認することが出来ます。

ミシンや手縫いに関するお役立ち情報

“まとめ記事”
当店ではこの他にも、ミシンや手縫いを行う際に知っておきたい裁縫の基礎・基本についてや、便利な縫い方やテクニックについてまとめた記事をご用意しています。「ジグザグミシンってどうやるの?」「ミシン糸の番号って?」「中表ってどういう意味?」など、基本的なことからお役い立ち情報まで記載しています。
作業中に何かわからないことが出てきた時などにもお役に立てるかもしれませんので、よろしかったらご参考ください。
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